『北朝鮮への追加制裁を求める国民大集会』

東京の日比谷公会堂で行われた、表題の集会へいってまいりました
主催者として家族会の皆様や、韓国拉致被害者家族代表の方
拉致議連からは西村眞悟さん、中川昭一さん、松原仁さんなど
また政府からということで町村官房長官が来ておりました。
今回は残念なことに平沼さんはお越しになれなかったそうです。
櫻井よしこさんの司会の下、主催者発表で２０００名もの人を集めて、静かながらも熱気あふれる集会でした。

最初に町村官房長の挨拶から始まりましたが、周囲からは
「政府はいったい何をやっておる！」
「福田の尻をたたかなきゃだめだろう！」
等々非常に厳しい野次が浴びせかけられてました。

その後に中川昭一さんの挨拶がありましたが、町村さんに対するものとは異なり、大勢の方の拍手で迎えられました。

来賓の挨拶が淡々と進み、韓国拉致被害者の方々の挨拶になりました。
日頃、朝鮮に対して厳しく言っている自分も、韓国の拉致被害者の方の訴えを聞くと、同じなんだなと感じます。
挨拶に立つ皆さんの第一声が皆さん「同じ民族である者が行った行為を恥ずかしく、また申し訳なく思います」とおっしゃってました。

救う会からは、経済制裁をしているにもかかわらず、北朝鮮がチャーターしたロシアの船が、日本から中古自転車や冷蔵庫を輸出している現状を報告してくれました。輸入は止めたものの輸出がチャーター船を使用し、第３国を経由して行われている実情。やはりいかなる物についても、別国を経由するものについても厳しく禁止をするべきかと感じます。

集会の最後に近づき、家族会の皆さんが訴えの声を聞かせてくださいました。
横田さんご夫妻をはじめ、有本さんご夫妻等々（ごめんなさい。省略させていただきます）
この中で、一番熱く感じたのは、有本恵子さんのお父さんの一言でしょう
「世の中・そして一部の議員は、北朝鮮と国交を結んだほうが、拉致被害者が帰ってくると思って、家族会や拉致議連、さらに拉致問題解決のために尽力している人に何も言わずに北朝鮮へ会談をしにいくものがいるようだが、まずもって拉致は『安全保障』の問題なのだ。『安全保障』がまったくできていないのに、何をしにいくのか。そんなものには納得できない」
エロ拓をはじめ、何で抱きこまれたかわからない議員どもに聞かせてやりたいものだった。

家族会の皆様の訴えが終わったあと、櫻井さんが何度も言葉に詰まる光景を見て、胸に迫る思いがありました。
みな、お年を召されてしまった。本当に時間がないこと、時間がかかりすぎてしまったこと。。本当に悲しいことである。

最後に、松原仁さんが大会決議を読み上げた。
1.金正日政権は、すべての拉致被害者を返せ
1.日本政府は、すべての被害者が帰ってくるまで、制裁継続と追加制裁発動で圧力をかけ続けよ
1.米国政府は北朝鮮テロ支援国指定解除を行わず、金融制裁を強化せよ。韓国政府は拉致問題解決を北朝鮮支援の条件とせよ
以上を参加者一同で採択してきました。

今、拉致の問題が少しずつ関心を薄れてきているように思えます。
家族会のどなたかからも、高校生に署名を求めたとき
「ああ、拉致の（被害者家族）人ね」
というような有様だったそうです。

この問題で、大切なことは国民が関心を示さなくなることでしょう。
一時、曽我ひとみさん達５名の方が帰ってきたころは、ここぞとばかりに北朝鮮に対し拉致問題を追及していたマスコミも国民も、５名の方が帰ってきたことで解決したように、最近ではどんどん関心がなくなってきているのではないでしょうか。

ですが、拉致問題は未だに解決されず、さらに拉致されたと推測される人が今だに増えているのです。つまり「現在も進行している」重大な問題なのです。

もっともっと関心を持って、解決するその日まで、国民みんながいてほしいと感じました。